希望に合ったお部屋を見つけるには、その道のプロ(不動産会社)を探すのも重要なことです。
不動産会社によって「ファミリー向け物件が多い」「一人暮らし向きの物件が多い」といったその店の強みというものがあります。
あなたに合った不動産会社に出会えるよう、事前にそれぞれの特徴の見極め方を知っておくようにしましょう。
目的に合わせて不動産会社を選ぼう
不動産会社には様々な種類があり、不動産会社と物件オーナーの取引形態があります。
一般的には「貸主」「代理」「仲介」の3種類があり、不動産会社のほとんどは仲介を主体としています。
この取引形態によっては仲介手数料等の諸条件も異なってきます。
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仲介
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貸主と借主が結ぶ賃貸借契約の仲立ちを不動産会社などが行うものです。
契約が成立した場合、基本的に仲介手数料が発生します。
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貸主
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物件の持ち主、または転貸者自身が借り手の募集を行っているものです。
仲介や代理による契約と異なり、貸主が直接契約するため仲介手数料は発生しません。
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代理
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貸主の代理人として不動産会社などが借り手の募集や契約手続きを行うことです。
契約が成立した場合、手数料が発生することもあります。
※ロックハウスの賃貸物件については、取引形態が「貸主」となりますので、「仲介手数料がゼロ」です!
マナー・節度を持って、不動産会社を訪問しましょう
不動産会社は、大家さんにお客様を紹介することも仕事です。
態度やマナーが悪いお客様は、不動産会社にとって「大家さんに紹介できない人」ということになり、仲介を断られる可能性があります。
印象が良い人なら、不動産会社の方も親身になって入居審査に通るよう、大家さんに紹介してくれることもあります。
マナー、態度、身だしなみには十分気を配りましょう。
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希望条件
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不動産会社には、希望している条件を「これはムリかなぁ?」と思ってもハッキリと伝えましょう。
信頼できる不動産会社であれば親身になって相談に乗ってくれます。
ただし、自分の希望を通すことばかりを考えて、無理なわがままとならないように注意してください。
あらかじめ決めておいた優先順位と合わせながら、現実に近づけていくことが大切です。
また、紹介された物件の分からないことは曖昧なままにせず、気になることは何でも質問することを忘れずに。
納得した上で選ばないと、後で後悔することになり兼ねません。
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身だしなみ
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訪問する際のマナーとして、あまりだらしない服装はひかえましょう。
部屋を貸すなら「共同住宅のルールを守れる人」を選びたいと考えるのは当然です。
スーツなどのフォーマルな服装で行く必要はありませんが、「だらしない服装=ルールを守れない」と思われないように、好感をもたれる清潔感のある服装を心がけてください。
身だしなみと同様に、話し方や行動にも節度を持つことが大切です。
お客様だからと言って威張った態度や、失礼な口使いでは営業の方も親身に探してあげようとは思いません。
「一緒に探して頂いている」といった気持ちで振る舞うのが良いでしょう。
物件の下見をしよう
気に入った物件が見つかったら、次に実際にその物件を下見に行きましょう。
事前にどこを重点的に確認すればよいのか、書類だけでは確認できない点をしっかりとチェックをし、「住んでから困った!」なんてことのないよう、注意深くお部屋を観察するポイントをおさえましょう。
下見の予約(土日や引越しシーズンは混雑するから、必ず予約をして行こう)
予約なしで突然お店に立ち寄ると、土日や混雑期にはお店が混んでいて待たされることがあります。
訪問前に必ず不動産会社に来店する日時を連絡し、条件をしっかりと伝えておきましょう。
前もって予約をしておくと、不動産会社の方もその日までに希望に沿ったお部屋を用意することができるため、スムーズに下見をすることができます。
また、午後になるほど下見や相談に訪れる人が増えてくるため、落ち着いて話を聞いてもらうことが難しい場合があります。
予約はできるだけ午前中に入れて、1日に複数の物件を下見に周り、効率よく下見をすることがポイントです。
自分都合で下見に行けない時は?
間取り図を見ただけで簡単に部屋を決めてしまうと、後々後悔することがあります。
下見を予約したのに急な用事で行けなくなった時は、なるべく早く不動産会社に電話しましょう。
不動産会社の方は予約に合わせて、あなたに合いそうな物件を用意して待っています。
都合のいい日に改めて訪問する旨を伝えましょう。
また、どうしても下見にいけない場合は、親戚や友人などに代わりに下見をしてもらい、感想を聞かせてもらいましょう。
その際は、室内の様子を細かく写真撮影をしてもらい、写真と間取り図を見比べてみると部屋のイメージがつかみやすいでしょう。
まだ前の人が入居していて見れない場合は?
春の引越シーズンによくあることですが「物件は○月には空く予定」だが「現在はまだ人が住んでいる」などの理由から、下見ができない場合があります。
その場合、別タイプの部屋を見せてくれることがあります。
別タイプの部屋を下見する場合は、実際の間取り図と照らし合わせながら見るとわかりやすいでしょう。
まれに現在の住人が厚意で部屋を見せてくれる場合もあります。
実際に家具や荷物が入った状態を見られるチャンスなので、遠慮せずに見せてもらいましょう。
下見をする時に部屋の住人がその場にいれば、気になる点を質問して、部屋選びの参考にしましょう。